ローゼンボー宮殿(読み)ローゼンボーきゅうでん

世界の観光地名がわかる事典 「ローゼンボー宮殿」の解説

ローゼンボーきゅうでん【ローゼンボー宮殿】

デンマークの首都コペンハーゲンの中心部、広大なローゼンボー公園の中にたたずむ城。◇「ローゼンボー城」とも呼ばれる。同国の国王クリスチャン4世が夏の離宮として、建築家のベルテル・ランゲ(Bertel Lange)とハンス・ファン・シュテーヴィンケル(Hans van Steenwinckel)に命じて1606年から28年の歳月をかけて建設した、オランダルネサンス様式の建物である。この時代のデンマークの典型的な建築様式とされている。1838年に一般に開放され、この城の中には、16世紀後半のフレデリク2世の時代から19世紀までの、王室宝物や芸術品などのコレクションを展示する博物館(宝物館)がある。

出典 講談社世界の観光地名がわかる事典について 情報