山川 世界史小辞典 改訂新版 「ヴァイトリング」の解説
ヴァイトリング
Wilhelm Weitling
1808~71
ドイツの社会主義者。仕立職人としてドイツ各地を遍歴ののち,1835年パリにおもむき,ドイツ人亡命者の「義人同盟」に加盟し,やがてその指導者となった。その後スイスで活動し,スイス官憲に捕えられ,追放された。三月革命の際にはドイツ各地で活動したが,翌年アメリカに亡命し「共産村」の建設を試みて失敗した。空想的社会主義のドイツにおける代表とみられる。
出典 山川出版社「山川 世界史小辞典 改訂新版」山川 世界史小辞典 改訂新版について 情報