日本歴史地名大系 「一ノ野村」の解説 一ノ野村いちののむら 愛知県:西加茂郡小原村一ノ野村[現在地名]小原村東郷(とうごう)現小原村の北東端にあり、飯野(いいの)(現藤岡町)―遊屋(ゆや)を通る中央(ちゆうおう)道と松名(まつな)―苅萱(かるかや)を通る明智(あけち)道が通ずる。上(かみ)・中(なか)・五六(ごろく)の三つの組に分れている。檜貝戸(ひのきがいと)というカイト名が残る。寛永郷帳では岡崎藩領、明治元年(一八六八)西尾藩領・上総大多喜藩領である。慶安三年(一六五〇)の三州賀茂郡小原之内岡崎領一野々村検地帳(鈴木早苗氏蔵)には屋敷二〇筆の面積と持主が書上げられている。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by