一も二も(読み)いちもにも

精選版 日本国語大辞典 「一も二も」の意味・読み・例文・類語

いち【一】 も 二(に)

  1. ( 「一でも二でも」の意から ) 他の事は考えず、その事だけが頭にあるさまをいう。すべて。なんでも。「一も」と「二も」の間に語句の入る場合もある。一にも二にも。
    1. [初出の実例]「一も二も明し合ふたる姉分のお霜へ」(出典:かくれんぼ(1891)〈斎藤緑雨〉)
    2. 「一とかど立派な日本人のつもりでゐる人が、一も西洋、二も西洋なんですからね」(出典:古い玩具(1924)〈岸田国士〉二)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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