一切合切・一切合財(読み)いっさいがっさい

精選版 日本国語大辞典 「一切合切・一切合財」の意味・読み・例文・類語

いっさい‐がっさい【一切合切・一切合財】

〘名〙 (同じ意味の「一切」と「合切」を重ねて、その意を強めた語)
全部。残らず。すべてのもの。いっさい。
怪談牡丹燈籠(1884)〈三遊亭円朝一一「一さいがっさい一世帯(せたい)是切(これき)りで御座います」
② (下に打消を伴って副詞的に用いる) 全然。いっさい。
※鱧の皮(1914)〈上司小剣〉五「一切合財興行物はせんこと」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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