一印谷村(読み)いちいんだにむら

日本歴史地名大系 「一印谷村」の解説

一印谷村
いちいんだにむら

[現在地名]篠山市一印谷

大山中おおやまなか村の中ほど北側に位置し、薬師やくし川が流れ、北に夏栗なつぐり山がある。大山庄のうちで、鎌倉期に一井谷、室町期に一院谷などと記され、正和三年(一三一四)銘の銅製鉦鼓が発見されている。承応三年(一六五四)頃に大山中村から分立したという。「丹波志」に大山庄大山中のうち「一印谷」とみえ、高一八八石余。天明三年(一七八三)の篠山領内高並家数人数里数記では大山組のうち一印谷村とあり、家数三六・人数一六六。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android