一坪田村(読み)ひとつぼたむら

日本歴史地名大系 「一坪田村」の解説

一坪田村
ひとつぼたむら

[現在地名]大栄町一坪田

臼作うすくり村の南、吉岡きちおか村の東に位置する。中世大須賀おおすか保に属した。応永三三年(一四二六)四月一〇日の大須賀朝信証状(大慈恩寺文書)大慈恩だいじおん寺当知行領の一所として「一坪田村内本願寄進并新寄進」とみえ、その面積は一町二反であった(同年八月「大慈恩寺寺領注進状案」同文書)。元亀四年(一五七三)三月四日の大須賀政朝証状(同文書)にも「一坪田村内本願寄進并新寄進」とみえる。元禄一三年(一七〇〇)頃の下総国各村級分では高四〇一石余で、幕府領と旗本雨宮・弓気多・佐々・小林・酒井・土屋・近藤領の八給。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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