一本さす(読み)イッポンサス

デジタル大辞泉 「一本さす」の意味・読み・例文・類語

一本いっぽんさ・す

やり込める。へこます。
「このほどの返しに―・せらるるは見えたこと」〈浮・禁短気・五〉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「一本さす」の意味・読み・例文・類語

いっぽん【一本】 さす

  1. だましたり、ののしったりしてやりこめる。へこます。
    1. [初出の実例]「蚊柱に一本さする嵐かな〈永治〉」(出典:俳諧・毛吹草(1638)五)
    2. 「此程の返しに一本させらるるは、見へた事」(出典:浮世草子・傾城禁短気(1711)五)

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