一杯は人酒を飲む、二杯は酒酒を飲む、三杯は酒人を飲む(読み)イッパイハヒトサケヲノムニハイハサケサケヲノムサンバイハサケヒトヲノム

デジタル大辞泉 の解説

一杯いっぱいひとさけむ、二杯にはいさけさけむ、三杯さんばいさけひと

飲酒は、少量のときは自制できるが、杯を重ねるごとに乱れ、最後には正気を失ってしまうということ。酒はほどほどに飲めという戒め。

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精選版 日本国語大辞典 の解説

いっぱい【一杯】 は 人(ひと)(さけ)を飲(の)む、二杯(にはい)は酒(さけ)(さけ)を飲(の)む、三杯(さんばい)は酒(さけ)(ひと)を飲(の)

  1. 多量の飲酒を戒めることば。少量の飲酒のときは自制心が残っているが、酔うに従って乱れ、正気を失うこと。〔随筆安斎随筆(1783頃)〕

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ことわざを知る辞典 の解説

一杯は人酒を飲む、二杯は酒酒を飲む、三杯は酒人を飲む

酒を飲むとき、量が増えるにつれて酔いも増し、やがては酒に飲まれて正体をなくすさま。酒はほどほどに飲むべきであるという戒め。

〔異形〕始めは人酒を飲み、中頃は酒が酒を飲み、終わりは酒人を飲む

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