中頃(読み)ナカゴロ

デジタル大辞泉 「中頃」の意味・読み・例文・類語

なか‐ごろ【中頃】

中ほどの場所。中ほどの時期物事中間途中。「坂の中頃にあるポスト」「番組中頃コマーシャルが入る」「五月中頃
歴史上、あまり遠くない昔。中ほどの時代
「―小野小町とて、みめかたち世にすぐれ」〈平家・九〉
[類語]中盤中間あいだ中程なかほど・真ん中辺へん半ば中途

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「中頃」の意味・読み・例文・類語

なか‐ごろ【中頃】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 歴史上あまり遠くない昔。中世。また、あまり遠くない過去
    1. [初出の実例]「中間(ナカコロ)任那の国を以て百済に属(つ)け賜ふ」(出典日本書紀(720)大化元年七月(北野本訓))
  3. ある期間や人の一生などのなかほどの頃。また、なかほどの所。中途。中間。
    1. [初出の実例]「天長のなかころ、はじめて山にのぼれり」(出典:観智院本三宝絵(984)下)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例