安斎随筆(読み)アンサイズイヒツ

デジタル大辞泉 「安斎随筆」の意味・読み・例文・類語

あんさいずいひつ【安斎随筆】

江戸中期の随筆。32巻(10冊)。伊勢貞丈いせさだたけ(号は安斎)著。成立年未詳。公家武家有職故実などを広く考証

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精選版 日本国語大辞典 「安斎随筆」の意味・読み・例文・類語

あんさいずいひつ【安斎随筆】

  1. ( 「安斎」は、伊勢貞丈の号 ) 江戸時代後期の随筆集。三〇冊。伊勢貞丈著。公家・武家の有職故実漢字日本語読みの正誤など、制度文物一般について考証したもの。

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改訂新版 世界大百科事典 「安斎随筆」の意味・わかりやすい解説

安斎随筆 (あんさいずいひつ)

伊勢貞丈の随筆。30巻。有職故実の用語,文字の訓詁,制度の沿革,文物の起源などの諸般にわたり,それぞれ題目をあげて記述してある。記述方法は一定せず,配列にも系統性はないが,貞丈の博覧強記一斑を見るに足るべきもので,故実の研究に裨益するところが大きい。写本により30冊本と20冊本などがあり,他の著述と重複するところも多い。《新訂増補故実叢書》8・9に所収
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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「安斎随筆」の意味・わかりやすい解説

安斎随筆
あんさいずいひつ

伊勢貞丈著。前後 30巻。公家,武家の有職故実や事物の起源,字訓の正誤などを広く随録したもの。著者が安斎と号したことからこの名で呼ばれる。『故実叢書』に収録

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