一眄(読み)いちべん

精選版 日本国語大辞典 「一眄」の意味・読み・例文・類語

いち‐べん【一眄】

  1. 〘 名詞 〙 ひとにらみすること。いちめん。
    1. [初出の実例]「飛沈生其一眄。栄悴因其咳唾」(出典性霊集‐四(835頃)為藤真川挙浄豊啓)
    2. 「阿闍梨は〈略〉鋭く翁の顔を一眄した」(出典:道祖問答(1917)〈芥川龍之介〉)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

仕事納

〘 名詞 〙 年の暮れに、その年の仕事を終えること。また、その日。《 季語・冬 》[初出の実例]「けふは大晦日(つごもり)一年中の仕事納(オサ)め」(出典:浄瑠璃・新版歌祭文(お染久松)(1780)油...

仕事納の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android