一銭蒸気(読み)いっせんじょうき

日本大百科全書(ニッポニカ) 「一銭蒸気」の意味・わかりやすい解説

一銭蒸気
いっせんじょうき

第二次世界大戦前、東京の隅田(すみだ)川を定期航行していた小型客船。1885年(明治18)4月、隅田川汽船株式会社が営業開始。吾妻(あづま)橋―永代(えいたい)橋間を7区間に分け、乗船料が1区間1銭だったための愛称で、料金改定後もこの名でよばれた。焼玉エンジンの音からポンポン蒸気ともいった。最盛期には年間200万人近くを運んだが、1942年(昭和17)燃料不足で姿を消した。戦後復活した観光用水上バスにわずかにおもかげをとどめる。

[森脇逸男]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

春になって暖かくなりかけた頃、急に寒さが戻って、地面などがまた凍りつく。《 季語・春 》[初出の実例]「七瀬御秡 同晦日也。〈略〉雪汁いてかへる」(出典:俳諧・誹諧初学抄(1641)初春)...

凍返るの用語解説を読む