一銭貨幣(読み)いっせんかへい

精選版 日本国語大辞典 「一銭貨幣」の意味・読み・例文・類語

いっせん‐かへい‥クヮヘイ【一銭貨幣】

  1. 〘 名詞 〙 額面一銭の補助貨幣。明治四年(一八七一)五月公布の新貨条例制定されたのが最初。その後は下記のものが制定発行されたが、いずれも昭和二八年(一九五三)一二月末限り通用禁止となった。
  2. ( 1 )銅貨、明治六年(一八七三)八月制定。
  3. ( 2 )青銅貨、明治三一年(一八九八)九月、大正五年(一九一六)三月制定。
  4. ( 3 )黄銅貨、昭和一三年(一九三八)六月制定。
  5. ( 4 )アルミニウム貨、昭和一三年(一九三八)一一月、昭和一五年一二月、昭和一八年二月制定。
  6. ( 5 )(すず)亜鉛貨、昭和一九年(一九四四)三月制定。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

仕事納

〘 名詞 〙 年の暮れに、その年の仕事を終えること。また、その日。《 季語・冬 》[初出の実例]「けふは大晦日(つごもり)一年中の仕事納(オサ)め」(出典:浄瑠璃・新版歌祭文(お染久松)(1780)油...

仕事納の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android