銅を素材とする鋳造貨幣。紀元前4世紀ごろ世界各地に出現・流通し始めた。年代の判明しているものでは、日本では708年(和銅1)鋳造の和同開珎(わどうかいちん)が最初とされていたが、和同開珎に先行して7世紀後半につくられた鋳造貨幣と考えられる富本銭(ふほんせん)が出土している。銅は金銀よりも重量に比し価値が劣り、巨額の取引の使用には適さないため、のちに世界的に金銀貨が正貨となるにつれ、少額の取引に限って用いられる補助貨幣となった。現在、日本では10円銅貨を鋳造している。なお、500円はニッケル黄銅貨、100円、50円は白銅貨、5円は黄銅貨である。いずれも額面の20倍までに限り強制通用力をもつ制限法貨である。
[堀家文吉郎]
出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報
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