銅貨(読み)ドウカ

デジタル大辞泉 「銅貨」の意味・読み・例文・類語

どう‐か〔‐クワ〕【銅貨】

銅を主原料とした貨幣銅銭

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精選版 日本国語大辞典 「銅貨」の意味・読み・例文・類語

どう‐か‥クヮ【銅貨】

  1. 〘 名詞 〙 銅を主な材料として鋳造した貨幣。銅銭。銅貨幣。
    1. [初出の実例]「金を支那に送り銅貨と交易し来りて」(出典:日本開化小史(1877‐82)〈田口卯吉〉二)
    2. [その他の文献]〔金史‐食貨志三〕

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「銅貨」の意味・わかりやすい解説

銅貨
どうか

銅を素材とする鋳造貨幣。紀元前4世紀ごろ世界各地に出現・流通し始めた。年代の判明しているものでは、日本では708年(和銅1)鋳造の和同開珎(わどうかいちん)が最初とされていたが、和同開珎に先行して7世紀後半につくられた鋳造貨幣と考えられる富本銭(ふほんせん)が出土している。銅は金銀よりも重量に比し価値が劣り、巨額の取引の使用には適さないため、のちに世界的に金銀貨が正貨となるにつれ、少額の取引に限って用いられる補助貨幣となった。現在、日本では10円銅貨を鋳造している。なお、500円はニッケル黄銅貨、100円、50円は白銅貨、5円は黄銅貨である。いずれも額面の20倍までに限り強制通用力をもつ制限法貨である。

[堀家文吉郎]

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普及版 字通 「銅貨」の読み・字形・画数・意味

【銅貨】どうか

銅銭。

字通「銅」の項目を見る

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