一饋に十度起つ(読み)いっきにとたびたつ

故事成語を知る辞典 「一饋に十度起つ」の解説

一饋に十度起つ

善政を施そうとして、賢者を熱心に迎えることのたとえ。

[由来] 「淮南子はんろん訓」に見える話から。中国の伝説時代、王朝のという王は、有益な政治上の助言をしてくれる者に会うためならば、「一饋に十たび起つ(一度の食事中に、訪問客を迎えるために一〇回も席を立つ)」のもいとわなかった、ということです。

出典 故事成語を知る辞典故事成語を知る辞典について 情報

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