七尾仏壇(読み)ななおぶつだん

事典 日本の地域ブランド・名産品 「七尾仏壇」の解説

七尾仏壇[仏壇・仏具]
ななおぶつだん

北陸甲信越地方、石川県の地域ブランド。
石川県七尾市において主要な生産工程が行われた仏壇。七尾仏壇が生まれたのは、17世紀半ば頃といわれているが、その起源は定かではない。木地は柄組みづくりで、運搬する際には解体できる。豪華な蒔絵や精細な内彫がほどこされている。主に能登の農家向けに受注生産されてきたため、扉は何層にも折りたたむ大型のものが多い。特徴は、耐久性に優れる堅牢なつくり。1978(昭和53)年7月、通商産業大臣(現・経済産業大臣)によって国の伝統的工芸品に指定。2006(平成18)年11月、特許庁の地域団体商標に登録された。商標登録番号は第5004061号。地域団体商標の権利者は、七尾仏壇協同組合。

出典 日外アソシエーツ「事典 日本の地域ブランド・名産品」事典 日本の地域ブランド・名産品について 情報

デジタル大辞泉プラス 「七尾仏壇」の解説

七尾仏壇

石川県七尾市、鹿島郡中能登町で生産される仏壇。製造の起源は17世紀半ば頃に遡る。国指定伝統的工芸品。

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