デジタル大辞泉プラス 「万福寺鮮紅大長人参」の解説 万福寺鮮紅大長人参 神奈川県川崎市の万福寺地区でかつて生産されていたニンジン。昭和初期に導入した東京の「滝野川にんじん」を選抜・育成した品種で、長さは1メートルほどにもなる長根種。色は芯まで紅く、正月料理などに用いられた。県外にも販売される特産品だったが、1970年代の宅地化進行により姿を消す。現在は保存会が県内の学校などと協力して栽培しているほか、福島県での生産もある。「万福寺にんじん」ともいう。 出典 小学館デジタル大辞泉プラスについて 情報