デジタル大辞泉
「選抜」の意味・読み・例文・類語
出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
すぐり‐ぬ・く【選抜】
〘他カ五(四)〙 多くの中からえらんで
抜き出す。よりぬく。えりぬく。
※
滑稽本・
和合人(1823‐44)三「交物
(まぜもの)をすぐり抜
(ヌ)いて見ると、
流儀の節はちいっと計りしかねへといふ世の中だから」
より‐ぬき【選抜】
〘名〙 よりぬくこと。多くの中から選んで抜き出すこと。また、そのもの。えりぬき。
※
落語・
成田小僧(1889)〈三代目三遊亭円遊〉「三千九百万選
(ヨリ)抜きの
器械の亀の甲
(こ)小僧ってんですか」
より‐ぬ・く【選抜】
〘他カ五(四)〙 多くの中から選んで抜き出す。えりぬく。
※
大塩平八郎(1914)〈
森鴎外〉二「あれかこれかと慥なものを選
(ヨ)り抜
(ヌ)いて」
えり‐ぬき【選抜】
〘名〙 多くの中から選んで、抜き出すこと。また、そのもの。よりぬき。粒より。
※日本脱出記(1923)〈
大杉栄〉
牢屋の歌「ドリイといふ踊り子が
一人ゐた。〈略〉とにかくそこの女の中のえりぬきなのだ」
えり‐ぬ・く【選抜】
〘他カ五(四)〙 多くの中から選んで抜き出す。選抜する。よりぬく。
※
談義本・教訓雑長持(1752)五「だめのないやうに、くれる所を選抜
(ヱリヌイ)てあるく」
せん‐ばつ【選抜】
〘名〙 多数のものの中から基準・目的にあったものを選び出すこと。えりぬき。
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報
世界大百科事典(旧版)内の選抜の言及
【淘汰】より
…生物学用語。選択,選抜ともいわれる。ある生物種の地域集団内には表現型において異なる個体がさまざまにあるのが普通であるが,そのような表現型の違いが,個体間に適応度,すなわち生存率および(または)繁殖率の差を生じさせることがある。…
※「選抜」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」