万谷村(読み)まんやむら

日本歴史地名大系 「万谷村」の解説

万谷村
まんやむら

[現在地名]小坂町荒谷あらや 万谷

鹿角盆地北部、小坂川中流域左岸山麓部に位置し、北は荒川あらかわ村。村名は天明七年(一七八七)の知行小高百姓年貢帳(十和田図書館蔵)に出る。

寛政年間(一七八九―一八〇一)の村高四三五石二斗余でうち蔵分五三石八斗、戸数二六軒(邦内郷村志)。近世後期の花輪御官所村々郡分高書上帳では高四五八石七斗余で、蔵分七六石四斗余、給人は七名。元文三年(一七三八)の「覚」(諏訪文書)に「耕作入用に馬斗立置候仕申候 草不足之所故能駒出不申候」、「百姓共自分入用之麻糸作出遣申候」などとある。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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