三不祥(読み)さんふしょう

精選版 日本国語大辞典 「三不祥」の意味・読み・例文・類語

さん‐ふしょう‥フシャウ【三不祥】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 三つのよくないこと。すなわち、幼いのに年長者につかえないこと、身分が低いのに貴人につかえないこと、不肖なのに賢者につかえないことの三つ。〔書言字考節用集(1717)〕 〔荀子‐非相〕
  3. 国にとって不吉な三つのこと。すなわち、賢人がいるのを知らないこと、知っていても用いないこと、用いても任じないことの三つ。〔文明本節用集(室町中)〕 〔晏子‐諫・下〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

関連語 名詞

「歓喜の歌」の合唱で知られ、聴力をほぼ失ったベートーベンが晩年に完成させた最後の交響曲。第4楽章にある合唱は人生の苦悩と喜び、全人類の兄弟愛をたたえたシラーの詩が基で欧州連合(EU)の歌にも指定され...

ベートーベンの「第九」の用語解説を読む