三不祥(読み)さんふしょう

精選版 日本国語大辞典 「三不祥」の意味・読み・例文・類語

さん‐ふしょう ‥フシャウ【三不祥】

〘名〙
三つのよくないこと。すなわち、幼いのに年長者につかえないこと、身分が低いのに貴人につかえないこと、不肖なのに賢者につかえないことの三つ。〔書言字考節用集(1717)〕 〔荀子‐非相〕
② 国にとって不吉な三つのこと。すなわち、賢人がいるのを知らないこと、知っていても用いないこと、用いても任じないことの三つ。〔文明本節用集(室町中)〕 〔晏子‐諫・下〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android