三元触媒システム

日本の自動車技術240選 「三元触媒システム」の解説

三元触媒システム

当時、世界一厳しい53年排出ガス規制に対応するため同時に酸化・還元処理する三元触媒装置。1977年、EFI方式のM-EU型エンジンに採用されクラウンに搭載された量産システムとしては世界初。三元触媒式の排出ガス浄化装置は、電子燃料噴射(EFI)エンジンに装備され、COHCNOxの3成分を一つの触媒で同時に酸化・還元処理する。そのためには、燃料噴射量を空気量に応じて常に理論空燃比(重量比で14.7)に制御する必要があり、三元触媒に入る排出ガス中の酸素量をO2センサーで検知し、酸素量に応じた燃料噴射量をコンピュータによって算出、制御する。当時の三元触媒は白金ロジウム系を使用したペレット タイプで、直径2~4mmの粒状のセラミックスの表面に活性成分が担持され、1gあたりの表面積は50~150㎡に達した。多数の粒状セラミックスは金属ケース(触媒コンバーター)に収められ、エキゾーストマニホールドとマフラーの中間の排気管に装備された。保管場所産業技術記念館 (〒451-0051 愛知県名古屋市西区則武新町4丁目1番35号)
製作(製造)年1977
製作者(社)トヨタ自動車工業株式会社
資料の種類量産品
現状展示(静態)・公開
会社名/製作者(社)トヨタ自動車株式会社
実物所在産業技術記念館
製作年1977
搭載車種クラウン
その他事項社名:トヨタ自動車株式会社;記入部課名:技術管理部企画グループ (電話番号)0565-23-6345;記入者名:大須賀 和男、渡辺 皓冶;関連工業会:社団法人自動車技術会;1.資料名称:自動車用部品;1.資料名称(型式名):三元触媒システム;2.所在地(組織名称):産業技術記念館;2.所在地(住所):〒451-0051愛知県名古屋市西区則武新町4丁目1番35号;3.管理・所有者(電話番号):052-551-6115;4.担当者(所属):産業技術記念館;資料の種類:量産品;現状:展示(静態);公開・非公開の別:公開;

出典 社団法人自動車技術会日本の自動車技術240選について 情報

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