最新 地学事典 「三八面体型」の解説
さんはちめんたいがた
三八面体型
trioctahedral
type2:1型または1:1型の層状珪酸塩の八面体シート中の陽イオンの入れる位置は3ヵ所あるが,この3ヵ所が全部陽イオンで占められているタイプ。主に Mg2+, Fe2+, Mn2+などの2価の陽イオンで占められ,Fe3+, Al3+なども少量含まれる。滑石・金雲母・黒雲母・Mg-Fe緑泥石・蛇紋石などが代表的なものである。四面体および八面体シートの広がりの大きさにはほとんど差がないので,二八面体型の構造に比較して四面体の回転は小さく,また傾斜もほとんどみられない。単位胞のbの大きさは,二八面体型のそれより大きく,Mg質では0.92~0.93nm, Fe質では0.93~0.94nmである。
執筆者:富田 克利
出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

