三匁(読み)さんもんめ

精選版 日本国語大辞典 「三匁」の意味・読み・例文・類語

さん‐もんめ【三匁】

〘名〙
一匁の三倍。
※茶屋諸分調方記(1693)第二三「およそ二匁五分三匁なければ、あそばれぬといふ事」
丁稚(でっち)をいう。
浮世草子・世間学者気質(1768)一「二番頭は卅貫目余の引おひ、さん匁上りは百五十両の金を両替へもって行」
※浮世草子・好色貝合(1687)上「抑(そもそも)端に品々あり。三匁どり弐匁壱匁也。京に三匁はなし」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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