三匁(読み)さんもんめ

精選版 日本国語大辞典 「三匁」の意味・読み・例文・類語

さん‐もんめ【三匁】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 一匁の三倍。
    1. [初出の実例]「およそ二匁五分三匁なければ、あそばれぬといふ事」(出典:茶屋諸分調方記(1693)第二三)
  3. 丁稚(でっち)をいう。
    1. [初出の実例]「二番頭は卅貫目余の引おひ、さん匁上りは百五十両の金を両替へもって行」(出典:浮世草子・世間学者気質(1768)一)
  4. さんもんめどり(三匁取)」の略。
    1. [初出の実例]「抑(そもそも)端に品々あり。三匁どり弐匁壱匁也。京に三匁はなし」(出典浮世草子・好色貝合(1687)上)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...

黄砂の用語解説を読む