三十九信仰個条(読み)さんじゅうくしんこうかじょう(その他表記)The Thirty-Nine Articles of Religion

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「三十九信仰個条」の意味・わかりやすい解説

三十九信仰個条
さんじゅうくしんこうかじょう
The Thirty-Nine Articles of Religion

祈祷書』とともに宗教改革期のイギリス国教会の教義的立場をローマ・カトリック,アナバプテスト派カルバン派などに対して鮮明に表明するために書かれた教義要綱。 1530年のアウクスブルク信条に基づき,ヘンリー8世とドイツ・ルター派諸侯との盟約の基礎となった 38年の『十三個条』を起源として,53年大主教 T.クランマーが『四十二個条』を原型として大主教 M.パーカー改訂起草し,のち数次の改訂を経て 71年の大主教区会議で 39カ条にまとめられ,女王の認可を得て,聖職者に義務づけられた。ほかのプロテスタント諸派もできるだけ排除しないよう意図的に漠然とした表現が用いられている。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

《「晋書」杜預伝から》竹が最初の一節を割るとあとは一気に割れるように、勢いが激しくてとどめがたいこと。「破竹の勢いで連戦連勝する」[類語]強い・強力・強大・無敵・最強・力強い・勝負強い・屈強・強豪・強...

破竹の勢いの用語解説を読む