精選版 日本国語大辞典 「三句去」の意味・読み・例文・類語 さんく‐さり【三句去】 〘 名詞 〙 連歌・和漢連句・俳諧の去り嫌いの禁制の一つで、三句以上隔てて使うようにきめられている字や語。連歌新式には、「三句を隔つべき物」として、月・日・星などの光物と光物、雨・露・霜・雪・霰(あられ)などの降物と降物、霞・霧・雲・煙などのそびき物とそびき物、木と草、虫と鳥、鳥と獣などをその例としてあげている。なお、「三句嫌う」「三句去るべし」などと表現される場合もある。〔俳諧・御傘(1651)〕 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例 Sponserd by
世界大百科事典(旧版)内の三句去の言及 【去嫌】より …その規定を犯してAの語とBの語が近接して用いられることを〈差合(さしあい)〉という。去嫌は差合を避けるための規定で,用いるなら少なくとも三句隔てよという場合には〈AにBは三句去る〉,同じ懐紙のうちには用いるなという場合には〈AにBは折(おり)を嫌う〉などという。付合(つけあい)【白石 悌三】。… ※「三句去」について言及している用語解説の一部を掲載しています。 出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」 Sponserd by