精選版 日本国語大辞典 「降物」の意味・読み・例文・類語 ふり‐もの【降物】 〘 名詞 〙① 空から降ってくるもの。特に、連歌や俳諧で、雨・露・霜・雪・霰(あられ)など空から降る物をさしていう語。連歌では、この類の題材は三句以上隔ててよみ込むよう規定されている。〔僻連抄(1345)〕② ( 天の与えたものの意 ) 偶然に支配される物事。偶然起こる事件。不測のできごと。[初出の実例]「露時雨自然喧嘩はふり物しゃ〈西一〉 紅葉乱れて六はい機嫌〈常頼〉」(出典:俳諧・西鶴大矢数(1681)第七) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例