あられ(読み)あられ(英語表記)graupel pellet

精選版 日本国語大辞典 「あられ」の意味・読み・例文・類語

あられ

書紀(720)持統七年正月(北野本訓)「是の日に、漢人等、(アラレ)(つかへまつ)る」

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知恵蔵 「あられ」の解説

あられ

主に積乱雲から落下する氷の粒のうち、直径5mm未満をあられ、5mm以上のものがひょう氷あられ透明または半透明で、気温が0℃以上の初冬や夏に降る。雪あられは白色不透明で、一般には気温0℃以下の時に雪と共に降る。氷粒が積乱雲の中で上昇・落下を繰り返して直径50mmのひょうになると、時速115kmもの速度で落下。雨氷は0℃以下に過冷却した雨粒が、電線樹木などに当たり、直ちに凍結した氷。鉄道架線凍結などを起こす。

(饒村曜 和歌山気象台長 / 宮澤清治 NHK放送用語委員会専門委員 / 2007年)

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「あられ」の意味・わかりやすい解説

あられ
snow pellets; ice pellets

雲から落下する氷の粒,またはそれらが落下する現象。霰。氷の粒の直径は 5mm未満,色は白色不透明・半透明または透明である。雪あられと氷あられがあり,天気予報では雪あられは,氷あられはに含める。

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