三味書屋(読み)さんみしょおく

世界の観光地名がわかる事典 「三味書屋」の解説

さんみしょおく【三味書屋】

中国浙江(せっこう)省の紹興(しょうこう)(シャオシン)市にある私塾跡。中国を代表する作家魯迅(ろじん)(ルーシュン、1881~1936年)が、12歳から17歳まで学んだ学校である。魯迅の席は、部屋の東北の角にあり、魯迅が使用していた机が残っている。その机の右隅には「早」の文字が刻まれている。魯迅が遅刻をしたために、恩師の寿鏡吾(後の曙鏡湖)にひどく叱られたことがあり、自らを戒めるために彫ったものと伝えられている。

出典 講談社世界の観光地名がわかる事典について 情報

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