三尺去って師の影を踏まず(読み)サンジャクサッテシノカゲヲフマズ

デジタル大辞泉 の解説

三尺さんじゃくってかげまず

先生に従って行くときは、弟子は3尺くらい離れて、先生の影を踏まないようにしなければならない。先生を尊敬して礼儀を失わないように心掛けるべきであるといういましめ。三尺下がって師の影を踏まず。七尺しちしゃく去って師の影を踏まず。

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精選版 日本国語大辞典 の解説

さんじゃく【三尺】=去(さ)って[=下(さ)がって]師(し)の影(かげ)を踏(ふ)まず

  1. ( 弟子が先師に随行するとき、あまり近づくことは礼を失するので、三尺うしろに離れて従うというところから ) 弟子は師を尊敬して礼儀を失わないようにしなければならないことのいましめ。七尺去って師の影を踏まず。
    1. [初出の実例]「三尺さって師の影をふまず」(出典:北条氏直時代諺留(1599頃))

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