三挺立(読み)さんちょうだて

精選版 日本国語大辞典 「三挺立」の意味・読み・例文・類語

さんちょう‐だてサンチャウ‥【三挺立】

  1. 〘 名詞 〙 江戸市中茶船一種。櫓三挺を立て猪牙舟(ちょきぶね)よりやや大型の茶船の俗称。正徳三年(一七一三)二挺立とともに禁止された。三挺。
    1. [初出の実例]「本庄両国橋の両むかひより、三丁立のささぶねをとばせ」(出典:浮世草子・当世乙女織(1706)五)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android