三摩耶会(読み)さんまやえ

精選版 日本国語大辞典 「三摩耶会」の意味・読み・例文・類語

さんまや‐え‥ヱ【三摩耶会・三昧耶会】

  1. 〘 名詞 〙 仏語。金剛界九会曼荼羅中の第二会。この会は諸尊宝塔金剛杵などの標識、すなわち三昧耶形で表わす。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

関連語 名詞

世界大百科事典(旧版)内の三摩耶会の言及

【両界曼荼羅】より

…これが金剛界曼荼羅の基本形式で,九会中の上から2,3段の6曼荼羅はすべてこの基本形式である。成身会の下方にある三昧耶会(さんまやえ)は,尊像の代りにシンボルの三昧耶形を描き,これによってより深い意念を伝えようとする三昧耶曼荼羅である。この左方の微細(みさい)会は,三昧耶形を超越し,金剛杵や梵字(種子(しゆじ))の内奥の極微の世界に全魂を凝集し,現象の奥にある理法をあらわす法曼荼羅。…

※「三摩耶会」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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