三次元速度構造(読み)さんじげんそくどこうぞう

最新 地学事典 「三次元速度構造」の解説

さんじげんそくどこうぞう
三次元速度構造

three-dimensional velocity structure

深さ方向だけでなく水平2方向への変化も考慮した地震波の速度構造。多くの波源と多くの観測点の組合せから,地下をくまなく通ってくるデータ(主にP波,S波の走時データ)を集め,コンピューター処理で決定する。広範囲の三次元構造を決定するような場合には波源として自然地震が用いられる。これにより,潜り込む海洋プレートの立体形やマントル中に沈んだ過去のプレート形跡が推測できる。X線断層写真にちなんで,地震波トモグラフィと呼ばれることもあるが,トモグラフィのほうは必ずしも三次元構造を意味しない。

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出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

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