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地震波 じしんは seismic wave

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

地震波
じしんは
seismic wave

地球を伝わる弾性波動。固体地球は弾性体としての性質を備えているため,地震が起こると震源から弾性波動が発生し伝わる。発生する地震波には,P波とS波と呼ばれる地球内部を伝わる実体波と,レイリー波やラブ波という地球の表面に沿って伝わる表面波がある。

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知恵蔵2015の解説

地震波

地球という弾性体を伝わる弾性波で、縦波をP波、横波をS波と呼ぶ。地表面を伝わる表面波にも、レイリー波とラブ波とがある。

(阿部勝征 東京大学教授 / 2007年)

出典|(株)朝日新聞出版発行「知恵蔵2015」
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デジタル大辞泉の解説

じしん‐は〔ヂシン‐〕【地震波】

地震の際、震源から四方に伝わる弾性波。実体波のP波(縦波)・S波(横波)、表面波のL波・R波などがある。

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百科事典マイペディアの解説

地震波【じしんは】

地震によって起こされた地球内部を伝播する波動。疎密波のP波,横波のS波表面波などがありそれぞれの速度は地球内部の密度,弾性定数によって決まる。地震の諸性質は地震波の解析によってわかる。
→関連項目地震震源レーリー波

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世界大百科事典 第2版の解説

じしんは【地震波 seismic wave】

地震による地球内部の急激な運動のために発生した振動は,弾性波として地球内部を伝わる。この波動を地震波と呼ぶ。地震波の発生源は震源と呼ばれる。震源よりある程度離れた地点では,最初に〈がたがた〉と小さく上下方向に揺れたのち,〈ゆさゆさ〉と水平方向に大きく揺れ,その後〈ゆらゆら〉と小さくなりながら振動が続く。最初の〈がたがた〉がP波,次の〈ゆさゆさ〉がS波,これに続くのが表面波である(図1)。P波は縦波で,波の伝わる方向に振動し,伸び縮み(体積変化)を伝える。

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大辞林 第三版の解説

じしんは【地震波】

地震から発生する弾性波。地球内部を伝わる実体波と地球表面を伝わる表面波とに大別される。実体波は P 波(縦波)と S 波(横波)から成る。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

地震波
じしんは
seismic wave

地震の発生により引き起こされた力学的擾乱(じょうらん)を伝える波で、弾性波とみなされる。地震波は実体波と表面波からなる。
 実体波は媒質内部を三次元的に伝わる波で、P波とS波の2種類がある。P波の伝わる速度はS波の伝わる速度より大きく、その割合はポアソン比によって変わる。地殻や上部マントルを構成する岩石のポアソン比は0.25くらいと考えられているが、このとき速度の比は1.73くらいである。実体波は地球内部の不連続面で反射・屈折を繰り返しつつ伝わっていく。
 実体波の伝わり方を観測することにより、地球内部でのP波やS波の速度分布を推定することができる。三次元的な速度分布の推定には、実体波トモグラフィーという手法が、広く使われている。これは、震源から放射された地震波が多数の観測点に到達する時間をデータとして用いて、地震波が通過した地球内部の各点での地震波速度を求める手法である。
 表面波は大別するとレイリー波とラブ波の2種類があり、浅い震源をもつ地震の場合、効果的に発生する。表面波は地表に沿って二次元的に伝わっていく波なので、実体波に比べて波動エネルギーの減衰の割合は小さい。表面波を使って地球内部の速度分布を推定することもできる。この場合、表面波トモグラフィーという手法が使われ、主として地球浅部の地震波速度構造の推定に用いられる。
 いずれのトモグラフィーの手法とも、多数の観測点でのデータが利用できるようになったことと、高速大容量コンピュータの出現により可能になった。
 震央から比較的離れた所で地震動を感じるとき、初めことことと小さく揺れ、次にがたがたと大きく揺れ、その後ゆらゆらとゆっくり揺れるのに気がつくことがある。これがそれぞれP波、S波、表面波に相当する。震央の近くでは、表面波は実体波のなかに混ざっているので識別は困難であり、一般にS波の振幅がいちばん大きい。遠方にいくにしたがい、表面波は減衰が少ないので最大動になってくる。[山下輝夫]

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世界大百科事典内の地震波の言及

【地震】より

…地震は地球を構成している岩石の一部分に急激な運動が起こり,それに伴って地震波が発生する現象である。地震波は地球の内部あるいは表面を伝わる弾性波動で,P波(縦波),S波(横波),および表面波があり,この順で伝わる速度が大きい。…

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