三浦層群(読み)みうらそうぐん(その他表記)Miura group

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「三浦層群」の意味・わかりやすい解説

三浦層群
みうらそうぐん
Miura group

南関東の新第三紀海成層。葉山層群を傾斜不整合に覆い,逗子泥岩層,池子凝灰質砂岩層が主体をなすが,三浦半島南部の三崎互層など逗子泥岩層の下位の海成層をも含める。東京湾を隔てた房総半島の佐久間層群,豊岡亜層群などはこれらの延長である。以上の三浦層群は中新世中期から後期地層であるが,さらに上位の鮮新世の地層を含めることもあって,一定しない。逗子層の基底部には貝化石が多産する。葉山御用邸岬では逗子層が大きな逆転構造を示し,地質構造上特筆に値し,逗子海岸の葉山層群との傾斜不整合から,かつて大八洲造山運動(おおやしまぞうざんうんどう。→造山運動)が提唱された。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

顔や四肢に特有の紅斑がみられる疾患で,伝染性紅斑の俗称。パルボウイルスの感染によって年長幼児,低学年児童に好発し,乳児や成人には少ない。1〜2週間の潜伏期ののち突然発疹が出る。発疹は両ほおに対称的に生...

リンゴ病の用語解説を読む