三界の苦輪(読み)さんがいのくりん

精選版 日本国語大辞典 「三界の苦輪」の意味・読み・例文・類語

さんがい【三界】 の 苦輪(くりん)

  1. 三界生死を繰り返す流転輪廻の苦しみの世界であることを示した語。
    1. [初出の実例]「一度七宝荘厳の台に着きぬれば、永く三界の苦輪の海を別れぬ」(出典:栄花物語(1028‐92頃)玉のうてな)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android