三章論争(読み)さんしょうろんそう

日本大百科全書(ニッポニカ) 「三章論争」の意味・わかりやすい解説

三章論争
さんしょうろんそう

6世紀のキリスト単性論派論争において、ネストリウス的異端の疑いをかけられた3人の神学者の教説をめぐる論争。「三章(トリア・ケファライアtria kephalaia)」とは「三つの頭(あたま)」の意味で、モプスエスティアの主教テオドロスの人とその著書、キロスの主教テオドレトスの著書のうちアレクサンドリアのキリロス反駁(はんばく)したもの、およびエデッサの主教イバスのペルシア主教マリスあて書簡をさす。ビザンティン(東ローマ)皇帝ユスティニアヌス1世(在位518~565)は反単性論派の意に沿った勅令(543)を出したため単性論派の反発にあい、いわば均衡を保つために、ネストリウス的と目されていたこの三章を弾劾した。さらにコンスタンティノープルの第5回公会議(553)はそれを異端と決議したが、今日では異端とは考えられていない。

森安達也

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

昆虫綱半翅目(はんしもく)同翅亜目セミ科Cicadidaeの昆虫。体長は雄32~39ミリメートル、雌23~28ミリメートル。体は黒色で、茶色や緑色の斑紋(はんもん)がある。雄の腹部は大きく、空洞で、発...

ヒグラシの用語解説を読む