三笠ホテル

デジタル大辞泉プラス 「三笠ホテル」の解説

三笠ホテル

長野県北佐久郡軽井沢町にある歴史的建造物。1905年竣工。実業家・山本直良により建設。設計は岡田時太郎、施工は小林代造。同じく軽井沢町にあるホテル「万平ホテル」の主人、佐藤万平が計画段階から監督している。木造の純洋風ホテルで、重厚なゴシックスタイルの建築。多くの文化人・財界人が滞在し、「軽井沢の鹿鳴館」とも呼ばれた。戦中は一時期営業を中断、戦後米軍に接収されて進駐軍施設となったが、1952年に米軍使用が終了。「三笠ハウス」の名称で営業を再開し、以後1970年までホテルとして営業。その後博物館として保存され、1980年、国の重要文化財に指定。2007年、「万平ホテルと軽井沢観光関連遺産」の一部として、経済産業省により近代化産業遺産に認定。

出典 小学館デジタル大辞泉プラスについて 情報

今日のキーワード

仕事納

〘 名詞 〙 年の暮れに、その年の仕事を終えること。また、その日。《 季語・冬 》[初出の実例]「けふは大晦日(つごもり)一年中の仕事納(オサ)め」(出典:浄瑠璃・新版歌祭文(お染久松)(1780)油...

仕事納の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android