三船(読み)さんせん

精選版 日本国語大辞典 「三船」の意味・読み・例文・類語

さん‐せん【三船】

  1. 〘 名詞 〙 平安時代公卿などが宴遊の時、詩・歌・管弦それぞれの船を仕立て、各人長所に従って分乗させたこと。また、その船。三舟みつのふね。
    1. [初出の実例]「詩歌管絃の三の舟をうかべて、其道の人々をわかちてのせられけるに〈略〉三船にのるとはこれなり」(出典:古今著聞集(1254)五)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

ドクターイエロー

《〈和〉doctor+yellow》新幹線の区間を走行しながら線路状態などを点検する車両。監視カメラやレーザー式センサーを備え、時速250キロ以上で走行することができる。名称は、車体が黄色(イエロー)...

ドクターイエローの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android