世界大百科事典(旧版)内の三軸圧縮試験の言及
【岩盤試験】より
…変形試験は岩盤に加わる力と岩盤の変形の関係を知るために行うもので,トンネルを掘って岩盤を露出させ,この部分に円板を介してジャッキで力を加えて変形を計るジャッキ法や,ボーリング孔の側壁にゴム膜を通して圧力を加えて変形を観測するボアーホール法が一般的である。せん断試験は岩盤の強さを測定するための試験で,トンネルを掘削して底面に岩盤と一体化した岩石のブロックを設け,これに鉛直力と水平力とを同時に作用させて破壊強さを求める岩盤せん断試験,同様なブロックに互いに垂直に交わる三つの方向から力を加えて破壊強さを調べる三軸圧縮試験が代表的である。初期地圧は,自然状態で岩盤が受けている圧力であり,岩盤掘削時ならびにその後の岩盤の変形に大きな影響を及ぼす。…
※「三軸圧縮試験」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」