最新 地学事典 「剪断試験」の解説
せんだんしけん
剪断試験
shear test
供試体に剪断力を加えて破壊させ,土や岩石の強度・変形特性を求める試験。採取した試料を用いる室内試験と原位置の岩盤を対象とする試験とがある。また,剪断面上の剪断応力を直接測定する試験と圧縮力などを加えて間接的に剪断応力を生じさせる試験とがある。直接的な試験には,室内での一面剪断試験,ねじり剪断試験,原位置での一面剪断試験,ブロック・ロック剪断試験などがあり,ねじり剪断試験は剪断強度(粘着力,内部摩擦角)のほか変形特性も把握できる。間接的な試験には三軸圧縮試験などがあり,間接的に剪断強度が求められるほか,変形特性も把握できる。ボーリング調査技術の高度化により,風化岩や破砕岩の乱れの少ない高品質のコア試料の採取が可能になり,これらの試料を用いた試験も増えている。
執筆者:桑原 徹・佐々木 和彦・柴崎 達也
出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

