最新 地学事典 「三重鎖構造」の解説
さんじゅうさこうぞう
三重鎖構造
triple chain structure
SiO4 四面体が2頂点の酸素を共有して一方向につながった鎖が,横に3本重合した三重鎖が基本になっている珪酸塩鉱物の構造。米国バーモント州Chesterの変成超苦鉄質岩体中から,この構造をもつ鉱物(jimthompsonite, clinojimthompsonite, ches-terite)が最初に発見され,その後各地でも変成蛇紋岩等から見いだされた。天然でMg-Fe系のものとCa系のものが存在する。Na-Mg系のタイプは容易に水熱合成できる。
執筆者:赤井 純治
参照項目:ジムトンプソン石
出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

