最新 地学事典 「ジムトンプソン石」の解説
ジムトンプソンせき
ジムトンプソン石
jimthompsonite
化学組成(Mg, Fe)10Si12O32(OH)4の三重鎖珪酸塩鉱物の一種。直方晶系,空間群Pbca,格子定数a1.8626nm, b2.723, c0.5297,単位格子中4分子含む。屈折率α1.605, β1.626, γ1.633,二軸性負,2V62°, X=a, Y=b, Z=c, r>v弱い。多くは繊維状で,直閃石と(010)面に平行連晶して産する。透明で淡桃褐色,薄片で無色。劈開{210}完全で,142.2°で交わる。名称はバイオパイリボールの名称を再定義したJ.B.Thompsonにちなむ。単斜晶系の多形として,単斜ジムトンプソン石。参考文献:D.R.Veblen et al. (1978) Am. Min.,Vol.63
執筆者:赤井 純治
出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

