三際(読み)サンサイ

デジタル大辞泉 「三際」の意味・読み・例文・類語

さん‐さい【三際】

三世さんぜ1」に同じ。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「三際」の意味・読み・例文・類語

さん‐さい【三際】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 仏語。過去と現在と未来の三つの世。三世(さんぜ)
    1. [初出の実例]「心念口言、所修功徳、及以三際一切善根、其一廻向自他法界、一切衆生、平等利益」(出典往生要集(984‐985)大文四)
  3. 天と地との間を三段階に分けた時の、熱際、冷際、温際をいう。
    1. [初出の実例]「天地の中間を三際(サンサイ)に分つ。大陽地を照し蒸を温際とす。大陽の天を熱際と名く。其中間は、〈略〉冷際と云」(出典:和蘭天説(1795))

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