上三光村(読み)かみさんこうむら

日本歴史地名大系 「上三光村」の解説

上三光村
かみさんこうむら

[現在地名]新発田市上三光

上楠川かみくすがわ村の東、東部山間より流れ出る三光川の形成する小扇状地に立地。この一帯は加地かじ庄の地頭佐々木加地氏の一族竹俣氏の本拠地で、城跡・館跡がいくつかある。応永年間(一三九四―一四二八)加地季綱のとき三光に城館を築き、二股の竹が生じた奇瑞により、竹俣氏を名乗ったと伝える。永正四年(一五〇七)長尾為景が上杉定実を擁して上杉房能を滅ぼしたとき、竹俣清綱はこれに服さず、定実・為景軍に城を包囲されて合戦となった。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

排外主義

外国人や外国の思想・文物・生活様式などを嫌ってしりぞけようとする考え方や立場。[類語]排他的・閉鎖的・人種主義・レイシズム・自己中・排斥・不寛容・村八分・擯斥ひんせき・疎外・爪弾き・指弾・排撃・仲間外...

排外主義の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android