奇瑞(読み)キズイ

精選版 日本国語大辞典 「奇瑞」の意味・読み・例文・類語

き‐ずい【奇瑞】

  1. 〘 名詞 〙 めでたい事の不思議なしるし。瑞相。吉兆。
    1. [初出の実例]「聖徳太子、法華・勝鬘等の諸経講説のとき、天雨宝華の奇瑞を感得す」(出典正法眼蔵(1231‐53)袈裟功徳)
    2. 「豊日皇子の妃、御子を誕生す。厩戸の皇子にまします。生れ給ひしよりさまざまの奇瑞あり」(出典:神皇正統記(1339‐43)中)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「奇瑞」の読み・字形・画数・意味

【奇瑞】きずい

吉兆。

字通「奇」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android