上並榎村(読み)かみなみえむら

日本歴史地名大系 「上並榎村」の解説

上並榎村
かみなみえむら

[現在地名]高崎市上並榎町

東南流するからす川の左岸際から東方に広がる沖積平野にかけて所在し、烏川際では段丘状地形になっている。北は筑縄つくなわ村と下小鳥しもことり村、東は下並榎村。「法然上人絵伝」に安貞元年(一二二七)法然の墓堂が破壊された頃のこととして、上野国「並榎」の賢者定照の名がみえる。また、康応二年(一三九〇)閏三月一八日付写経奥書(浜名徳永氏所蔵)に「並榎」が載る。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android