上八木沢村(読み)かみやぎさわむら

日本歴史地名大系 「上八木沢村」の解説

上八木沢村
かみやぎさわむら

[現在地名]身延町上八木沢

南流する富士川東岸に位置し、対岸下山しもやま村。北部の同川に合流する常葉ときわ川河口付近左岸の段丘上から、南端松葉まつば沢の渓流右岸の沖積扇状地にかけて平坦地が広がる。富士川沿いを東河内ひがしかわうち路が南北に走る。慶長古高帳に八木沢とみえ、高五五石余。寛永元年(一六二四)の四郡村高帳にも八木沢村とみえるが、元禄郷帳では上八木沢・下八木沢両村に分れており、寛文検地の頃に分村したと思われる。宝暦六年(一七五六)版の三郡村高帳では高九四石余。寛延元年(一七四八)の家数等書上(県立図書館蔵)に家数二四、人数は一〇一とあるが、内訳は男五一・女四四・僧二で数値が合わず、馬三。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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