上切村(読み)かみぎりむら

日本歴史地名大系 「上切村」の解説

上切村
かみぎりむら

[現在地名]高山市上切町

川上かわかみ川左岸の中切村南隣にある。西方見量みはか(九九七メートル)に連なる山地を中切村境の高草洞こうそうぼら(瓜巣)峠を越えると吉城よしき瓜巣うりす(現国府町)へ一里。慶長一〇年(一六〇五)の飛騨国郷帳では三枝さいぐさ郷に村名がみえ、下切村など五村で高付される。同一八年の郷帳では上切村として二七〇石。元禄検地反歩帳の高二三二石余、田二三町三反余・畑二町八反余。「飛騨国中案内」によれば免五割六分四厘、家数二九、うち寺一・百姓二五・門屋三。天明八年(一七八八)の村明細帳では二九七石余・反別三四町三反余。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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