日本歴史地名大系 「上別所村」の解説 上別所村かみべつしよむら 千葉県:佐倉市上別所村[現在地名]佐倉市上別所南部(なんぶ)川の支流に沿い、北東は米戸(こめど)村。柳沢(やなぎさわ)牧に近接し、新堀(しんぼり)・堀込台(ほりこみだい)など同牧に関連する字がある。古くは単に別所村と称した。当地周辺一帯はかつて和田野(わだの)と称されていたといわれ、当地に和田野の地名が残る。天正一八年(一五九〇)一〇月九日の松平伊昌知行書立に別所郷とみえ、当地など九ヵ村の二千石が伊昌に与えられている。寛永一九年(一六四二)佐倉藩領になったとみられ、承応二年(一六五三)の年貢割付状(佐倉市保管文書)では鏑木組別所村とある。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by